公開日 2020年01月10日(Fri)
令和2年1月10日(金),6校時に本科生徒に対し「薬物乱用防止教室」が行われました。
この教室は,毎年関係機関の方や本校の保健部の教師の講演を聞き,薬物乱用の防止について意識を高めることが主な目的です。本年度は,衛生看護科専攻科の馬場園教諭に講師を務めていただきました。
講演では,「なぜ,薬物乱用防止について学ばねばならないのか」,「ダメなものとわかっていながら,なぜ使ってしまうのか」,「薬物乱用を防止するためにはどうすればよいか」を柱に,動画を交えながらわかりやすく講演していただきました。
特に,薬物を使った人の特徴は,(1)人を信じない人,(2)本音を言えない人,(3)見捨てられること,嫌われることが怖い人,(4)孤独で寂しい人,(5)自分を大切にできない人であること。薬物の乱用を防ぐには,(1)規則正しい生活をおくること,(2)薬に頼らない生活をおくること(市販の薬でも,痛み止めの薬,睡眠導入剤,咳止めの薬には注意),(3)薬の使用をしっかり守ること(目的,量,時間,使用法等)などが指摘されました。
日常の生活範囲が年齢とともに広がっていくのに比例して,薬物乱用の危険性はどんどん高まっていることが動画でもアナウンスされていました。生徒諸君も,「薬物乱用防止教室」がなぜ毎年行われているかをよく考え,薬物乱用の問題は都会だけの出来事としてとらえるのでは無く,身近に起こりうる問題であること。そして,人の心の隙を狙って,特に若い人がターゲットになっていることに危機感を抱き,今日学んだことをしっかり実践して欲しいものです。